花輪とし哉著『俳句を見る眼』(はいくをみるめ)。

四六判ソフトカバー装 150頁
著者の花輪とし哉(はなわ・としや)さんは、昭和6年(1931)東京に生まれ、東京在住の俳人である。経済学を専門とする大学の先生でもおられた方だ。昭和53年(1978)に「萬綠」に入会し、中村草田男に師事、平成7年(1995)「萬緑」同人。「萬緑」は終刊まで所属しておられた。句集に『モーゼの角』、
『冬の虹』がある。『冬の虹』は平成29年(2017)にふらんす堂より刊行。
本書は、雑誌「中央評論」(中央大学出版部)に掲載されたものを一冊に収録したものである。
本著の装丁は和兎さん。
ラフイメージを何案か用意したときに、花輪氏は「蜻蛉」の図案を気にいられたのだった。





表紙。


見返し。

扉。


(ふらんす堂「編集日記」2019/11/6より抜粋/Yamaoka Kimiko)