山本惠朗句集『みづほ』。
四六判ハードカバー装。 146頁
著者の山本惠朗(やまもと・よしろう)さんは、1936年長野県生まれ、現在は東京・世田谷区在住である。長い間銀行マンとしてお仕事をされてきた方である。2004年に「狩」「三木会」(クラブ関東)に入会し、鷹羽狩行主宰に指導を受けるようになり、2009年には「瑞の会」に入会、片山由美子さん指導を受け、2010年にクラブ関東で鷹羽狩行主宰の指導を受けておられる。そもそも「三木会」というのは、財界人の人たちを中心として始まった句会である。本句集はこれまでに作られた作品を選び四季別にして収録した第1句集である。帯と序句を鷹羽狩行主宰が寄せている。
本句集の装釘は君嶋真理子さん。
お任せということで、茶色ベースのものとなった。
見返しは濃茶。
かすかに横縞がはいった用紙である。
扉。
花切れは茶と白のツートンカラー。
栞紐は茶色。
上品な渋さのある落ち着いた句集となり、著者の山本惠朗さんはとても喜ばれた。
(ふらんす堂「
編集日記」2016/12/20より抜粋/Yamaoka Kimiko)