杉の秀2017.1.18

 

上中光句集『杉の秀』(すぎのほ)

 

上中光句集『杉の秀』

 

四六判ハードカバー装。 210頁。
 
著者の上中光(うえなか・てる)さんは、昭和7年(1932)和歌山県生まれ、和歌山市在住。平成6年(1994)「狩」入会し、平成15年(2003)「狩」同人となる。本句集は平成6年から27年の21年間までの作品を収めた第一句集である。序句と帯と鑑賞2句を鷹羽狩行主宰が寄せ、跋文を桑島啓司氏が寄せている。
 
 
杉の秀の上は天なり秋高し      狩行
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
本句集の装幀は君嶋真理子さん。
 
「杉の秀」という集名から、杉の色にちかい濃い緑色と藤色の二種類の色校正を用意した。
上中さんは、「藤色」がお好きということ。
「杉の秀というタイトルなのに藤色はへんかしら?」とおっしゃったのだが、色校正をご覧になってやはり「藤色」の方を選ばれたのだった。
わたしたちも「緑色」ではちょっと当たり前かなと思っていたので、「藤色」はかえって新鮮だった。
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
タイトルは金の泊押し。
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
表紙のクロスも藤色に。
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
見返しは淡い藤色。
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
扉。
 
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
花布は金。
 
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
栞紐は白。
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
上中光句集『杉の秀』
 
 
上品な華やぎのある句集となった。
 
 
(ふらんす堂「編集日記」2016/12/23より抜粋/Yamaoka Kimiko)
 
 

俳句結社紹介

Twitter