鈴木征子句集『朝桜』(あさざくら)。
四六判フランス装。三句組 180頁
著者の鈴木征子(すずき・せいこ)さんは、栃木県生まれ、埼玉県所沢市在住。
本句集の装釘は君嶋真理子さん。
句集名は『朝桜』
君嶋さんは、これまで「桜」のタイトルがつく句集を何冊装釘してきただろうか。三〇冊以上だと思う。
しかし、さすがの君嶋さんだ。
品のよいフランス装が出来上がった。
栞紐も桜色。
桜色がやさしい表情をあたえている。
上品で雅びさを伴ったフランス装の句集となった。
ご主人の鈴木すぐる氏は2011年にふらんす堂より
第2句集『名草の芽』を上梓されている。やはりフランス装である。征子夫人が句集の原稿をもってご来社されたとき一緒いご来社され、お元気になられたお姿にお目かかることができた。ご主人とおなじフランス装で、というのが征子夫人のお気持ちだったのだ。
お二人でこの度の上梓を喜ばれていることと思う。
(ふらんす堂「」2017/5/8より抜粋/Yamaoka Kimiko)