「写真を送ってください」ってお願いしたら武藤さんがたくさん送ってくださった。
幼少のころのもの、乙女時代のもの、おばさん然としているもの、そんな写真をちりばめながら楽しんで読んでもらいたい一冊だ。
しかし、ここには俳句と格闘する俳人の姿しか実はないのだ。
それがこの一冊の魅力だ。
装丁は和兎さん。
写真は各務あゆみさん。
浜離宮で落ち合って、二月のある日激写してもらった。
この日天気はすこぶるよかったが、武藤さん途中で体調を崩された。
しかし、さすがである。
そんな様子を少しも見せずに、この明るい笑顔はどうだろう。
やはり只者ではない。