私雨2020.2.12

 

内田麻衣子句集『私雨』(ほまちあめ)

 

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四六判ソフトカバークーターバインディング装帯あり 198頁 二句組

 

 

内田麻衣子(うちだ・まいこ)さんの第1句集『好きになってもいいですか』(2001)に次ぐ第2句集である。第1句集は、内田麻衣子さんが23歳の時に上梓、この度の句集『私雨』は、それ以降の24歳〔2002年)から41歳(2019年)までの作品を収録してあるものだ。1978年東京生まれ、1965年「実の会」俳句会入会、2003年「野の会」入会、2019年「野の会」無鑑査同人。本句集には高山れおな氏が序文を、鈴木明「野の会」主宰が跋文を寄せている。

 

 

 

本句集の装幀は和兎さん。

 

雨の感じをいかに出すか、そこに腐心した。

 

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用紙をフラットなものでなく鱗模様のような光沢のあるものを用いた。

 

 

 

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パール箔を文字と雫に効果的に押してみた。

 

 

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帯は金茶のもの。
土の湿りのあたたかさを出したいということだった。

 

 

 

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カバーをとったところ。

 

 

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見返しは透かし模様をのあるもので涼しげに。

 

 

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扉は帯とおなじ用紙。

 

 

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クータ―はカバーの刷り色とおなじ落ち着いたブルーで。

 

 

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(ふらんす堂「編集日記」2020/2/10より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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