りつしんべん2017.1.26

 

廣岡あかね句集『りつしんべん』(りっしんべん)

 

廣岡あかね句集『りつしんべん』

 

四六判並製小口折表紙装 190ページ。
 
著者の廣岡あかね(ひろおか・あかね)さんは、昭和22年(1947)東京生まれ、現在東京・武蔵野市在住。平成15年(2003)に「よみうり日本テレビ文化センター「俳句実作と鑑賞」(講師・西村和子)を受講されたことによって俳句をはじめる。同年、「知音」に入会し、平成22年(2010)「知音」同人となる。本句集は、平成15年(2003)から平成27年(2015)までの22年間の作品を収録した第1句集である。序文を西村和子代表が寄せ、帯文と10抄出は行方克巳代表によるものである。
 
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
本句集の装釘は君嶋真理子さん。
「りつしんべん」というタイトルをどう装釘するか、腕の見せどころだ。
しかも、廣岡さんにははっきりとしたご要望があった。
色はあかね色。それは決まっていた。
たくさんのイメージよりご希望に添うものがあって、今回のものとなったのだった。
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
帯のそこはかとない透明感がいい。これはトレーシングペーパーのような堅さのないしっとりとした用紙である。
 
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
帯をとったところ。
 
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
 
表のタイトルのみに金箔を押した。
これは廣岡あかねさんのご要望である。
バックのグレーが金箔を引き立てている。
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
背のタイトルは黒ではっきりと。
 
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
見返しは光沢あるオレンジがかったベージュ。(この写真だと少し暗いが、、、)
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
扉はグレーと茜色に。
落ちついた感じで。
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
行方克巳10句抄。
 
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
 
廣岡あかね句集『りつしんべん』
 
 
「りつしんべん」という面白いが装釘するのはなかなか難しいタイトルがきわめてスマートに出来上がった。しかも女性らしい華やぎもある。
 
(ふらんす堂「編集日記」2017/1/12より抜粋/Yamaoka Kimiko)
 
 

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