黒澤麻生子句集『金魚玉』(きんぎょだま)。
四六判ソフトカバー装。216頁 第一句集。
著者の黒澤麻生子(くろさわ・まきこ)さんは、昭和47年(1972)千葉県生まれ、横浜市在住。平成9年(1997)に「プランタン句会」によって俳句をはじめ、平成11年(1999)「未来図」(鍵和田ゆう子主宰)(ゆう=禾編+由 以下すべて)入会、平成16年(2004)「未来図」新人賞、平成17年(2005)「未来図」同人、平成21年(2009)「秋麗」(藤田直子主宰)創刊に参加、平成25年(2013)「秋麗」同人。本句集は、俳句をはじめてよりほぼ20年間の作品を収録した第1句集である。序文を鍵和田ゆう子主宰、跋文を藤田直子主宰が寄せている。
本句集の装丁は君嶋真理子さん。
著者の明るい輝きをそのまま一冊にしたような出来上がりとなった。
メインカラーはやはり「赤」である。
表紙。
見返しには著者のたってのご希望で麻の葉模様を。
麻生子というお名前には「麻」があることから、見返しにその模様を入れて欲しいということで、君嶋さんにデザインをして貰った。
扉。
過去を大切にされる黒澤麻生子さん。仕上がりもややレトロ感をもたせそして愛らしく。
出来上がりをとても気に入ってくださった麻生子さんは、句集の完成に合わせて名刺も作られたということ。
その名刺には小さな金魚が10匹も。。。。
(ふらんす堂「
編集日記」2017/8/18より抜粋/Yamaoka Kimiko)