四六判上製帯有り。 194頁
著者の日高玲(ひだか・れい)さんは、1951年東京生まれ、東京・世田谷区在住。1973年ごろより「東京義仲寺連句会」で連句に親しみ、1996年に東明雅主宰「猫蓑連句会」に入会しその後退会。2003年「海程」入会、2007年「海程新人賞」受賞、現在は「海程」同人。本句集は第1句集で、序句と序文を金子兜太主宰、跋文を安西篤氏が寄せている。
序句である。序文も著者の日高さんの希望によって兜太主宰の原稿をそのまま印刷したものを収録。
本句集の装丁は君嶋真理子さん。
著者の日高玲さんのこだわりを具体化したものとなった。
カバーはなく、表紙のみ。
表紙の緑のクロスはご本人が選んだもの。
この落ちついたグリーンは知的な雰囲気とよくあっている。
濃緑の栞紐。
シンプルにして重厚感と格調のある『短篇集』である。
(ふらんす堂「
編集日記」2017/9/22より抜粋/Yamaoka Kimiko)