成木責2018.4.4

 

草場白岬句集『成木責』(なりきぜめ)

 

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四六判薄表紙カバー装 228頁

 

 

著者の草場白岬(くさば・はくこう)さんは、昭和8年(1933)佐賀県生まれ、現在横浜市に在住。俳句結社にはいくつか所属されているご様子だが、著者略歴には、それを記さず現代俳句協会会員とのみある。本句集は、平成24年から平成29年までの作品を収録した第3句集である。跋文を俳句のご友人である長谷部文孝さんが寄せている。

 

 

本句集の装丁は君嶋真理子さん。

 

当初、草場さんは、造本を並製の小口折表紙でつくることを希望された。
八割がた制作がすすんだ段階で、やはりもう少し造本にこだわりたいご意向を示されたのである。
そこでご提案したのが、この薄表紙製本のカバー装だった。

 

 

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帯はつけず、というのがご希望。

 

 

 

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用紙は細いストライプのあるもの。

 

色はオリーブ色がご希望。

 

 

 

 

 

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カバーをはずした表紙。
カバーと同じ共紙をもちい、オリーブ色で印刷。

 

 

 

 

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見返しもオリーブ色。

 

 

 

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扉。

 

 

 

 

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薄表紙であっても上製本なので花切れと栞紐がつく。
花切れと栞紐がつくだけでも本が改まってみえてくる。
ボール紙をもちいない薄表紙であるので、カジュアル感もある。

 

 

 

 

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花切れはオリーブ色にちかい濃緑。
栞紐は青みがかった緑。

 

 

 

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こうしてみると色のグラデーションがきれいだ。

 

 

 

 

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(ふらんす堂「編集日記」2018/4/2より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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