鳥海壮六句集『梅暦』(うめごよみ)。

四六判ハードカバー装 222頁
著者の鳥海壮六(とりうみ・そうろく)さんは、昭和7年(1932)年生まれ、神奈川県小田原市在住。昭和62年(1987)「鷹」入会。藤田湘子に師事。平成8年(1996)「鷹」同人、平成17年(2005)湘子逝去により小川軽舟に師事。俳人協会会員。本句集は、昭和62年より現在までの俳句を精選した382句を収録、小川軽舟主宰が序を寄せている。
本句集の装幀は和兎さん。
和兎さんによると、鳥飼さんのお住まい小田原市の寄せ木細工風な柄を選んでデザイン化したということ。


濃い緑と淡いベージュ色のトーンがいい。



表紙のクロスは鶯色。


見返しは里紙を使用。

扉。


花布と栞紐。

格調のある一冊である。
(ふらんす堂「編集日記」2019/4/8より抜粋/Yamaoka Kimiko)