高柳誠詩集『輾転反側する鱏たちへの挽歌のために』

A5判変型ハードカバー装帯有り 142頁
詩人・高柳誠(たかやなぎ・まこと)(1950年愛知県名古屋市うまれ)の最新詩集である。高柳誠さんは、すでに20冊以上の詩集を上梓され『高柳誠詩集成ⅠⅡⅢ』も刊行されておられる詩人である。評論、エッセイに『リーメンシュナイダー 中世最後の彫刻家』『詩論のための試論』などもある。
本詩集の装丁は、君嶋真理子さん。
高柳さんの装丁のご希望をしっかりと現実化してくれたのである。
「おかげさまで、パッと目に付くと同時に上品にまとまっている、素敵な装丁造本になりました。カバーの紺色も渋くて味のある色ですし、題字の銀の空押しもオシャレ、背のグレーも上品です。表紙の銀色の絵柄もインパクトがありますし、見返しから扉へ移る流れも完璧ですね。」とおっしゃってくださった。


タイトルは色文字の上にパール箔を押したもの。




セピア色と紺系を用意したのだが、紺系を選ばれた。

表紙。


見返しは表紙とおなじもの。

扉。

序詩。

目次

すべての詩が同じような分量でおなじに組まれている。
行間を一篇の詩にしたのである。


シャープで知的な角背。


(ふらんす堂「編集日記」2023/4/21より抜粋/Yamaoka Kimiko)