ピアノの蓋2018.9.12

 

滝口滋子句集『ピアノの蓋』(ぴあののふた)

 

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四六判ソフトカバー装 216頁 

 

著者の滝口滋子(たきぐち・しげこ)さんは、昭和22年(1947)神奈川県・川崎市生まれ。平成6年(1994)「百鳥」(大串章主宰)に入会し、平成14年(2002)「百鳥」同人。平成16年(2004)に「百鳥」を退会し、平成17年(2005)「いには」(村上喜代子主宰)の創刊同人となり現在にいたる。平成25年「いには」同人賞を受賞。平成28年(2019)千葉県俳句作家協会賞受賞。俳人協会会員。本句集は平成6年(1994)から平成30年(2018)までの356句を収録した第1句集である。序文を村上喜代子主宰が寄せている。序文によると滝口滋子さんの家は俳句一家である。

 

本書の装丁は、君嶋真理子さん。

 

すべてお任せという滝口滋子さんだった。

 

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ブルーを基調に爽やかな一冊である。

 

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カバーをとった表紙。

 

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見返しは淡いブルー。

 

 

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扉。

 

 

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 夏怒濤ピアノの蓋のあいてをり

 

句集『ピアノの蓋』は、着実に研鑚を重ねてきた滋子さんの満を持しての第一句集である。二十五年前のあのうぶな瞳の輝きは今も健在であるが、一瞬を掬い取る眼力、表現力は逞しくなった。
長命の家系でいらっしゃるので、まだまだ未来は長い。俳句があれば何よりの生きる力となってくれることだろう。

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2018/9/10より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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