高橋香帆句集『小春日』(こはるび)。

四六判フランス装帯有り。184頁。
著者の高橋香帆(たかはし・かほ)さんは、昭和23年(1948)福島県須賀川市生まれ、現在は神奈川県小田原市在住。平成2年(1990)に安原葉に師事して俳句をはじめる。その後ご主人の転勤の都合によって、星野椿、深見けん二、長谷川櫂、小澤實、斎藤夏風に師事。平成28年(2016)「屋根」新人賞受賞を受賞。現在は岸本尚毅、染谷秀雄に師事。「秀」(染谷秀雄主宰)所属。俳人協会会員。鎌倉虚子立子記念館会員。本句集は平成2年(1990)から平成29年(2017)までの作品463句を収録。序句を安原葉氏、序文を岸本尚毅氏が寄せている。

本句集の装丁は和兎さん。




扉。

天アンカット。

栞紐はテーマカラーの紫。

潮騒を仄かに聞きて西瓜畑
俳句の基本は「見ること」だと一般に考えられているようだが、耳を澄まして聞く、ということも同じくらい大切である。
岸本尚毅氏の序文より。
(ふらんす堂「
編集日記」2018/9/13より抜粋/Yamaoka Kimiko)