嶋田麻紀著『自註・菊池麻風集 再誦』(じちゅうきくちまふうしゅう さいじゅ)。

四六判ハードカバー装 334頁
大冊である。
帯には、『自註現代俳句シリーズ・Ⅳ期 20 菊池麻風集』(俳人協会刊)収録の300句とその自註を、麻風没後の昭和58年1月から平成20年までの約25年間、「麻」誌に連載された珠玉の再誦。菊池麻風の顕彰には必読の一書。とある。
著者は、俳誌「麻」主宰の嶋田麻紀氏。
嶋田麻紀氏は、1944年生まれ、1963年から1969年まで渡辺水巴門の菊池麻風宅から通学通勤、1968年「麻」創刊に参加し、麻風に師事、1984年1月に「麻」を継承し主宰となる。

本書の装丁は和兎さん。
大冊で分厚いものとなるので、あまり重くれたものとならないことを心掛けた。






表紙は淡いピンク。
これは嶋田麻紀氏のご希望である。

扉。

栞紐は肌色。


堂々とした一冊となった。
年譜に添えられた麻風の写真がある。
なかなかスマートな風貌だ。
(ふらんす堂「編集日記」2018/10/23より抜粋/Yamaoka Kimiko)