ヨンとふたりで2016.8.5

 

立木勲詩集『ヨンとふたりで』(ヨンとふたりで)

 

立木勲詩集『ヨンとふたりで』

四六判ハードカバーフレキシブルバック。 68頁

 

著者の立木勲(たちぎ・いさお)さんは、1958年6月生まれ、長野県伊那市出身である。伊那といえばあの放浪の俳人井上井月が江戸末期から明治へかけて俳人として活動し死んだところである。著者の立木さんはいまは横浜市にお住まいである。本詩集に収められている詩編は20篇、すべて「ヨン」とのことを綴ったものである。

 

この詩集の装丁は詩人の稲川方人さん。
稲川さんの下で立木さんは詩を学んだ。
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
白が基調の装幀である。
いつも思うのだが、稲川方人さんの装幀は白が用いられることが多い。
そして稲川さんが生み出す白は単なる清潔感を超えて、硬質な世界観をかんじさせるような白だ。
白のもつ力を思わせるのだ。
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
装画は、池英姫さんによるもの。
 
 14
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
表紙。
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
見返し。
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
扉。
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
造本は、立木勲さんのご希望によりフレキシブルバック。
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
どの頁もやさしく開く。
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
立木勲詩集『ヨンとふたりで』
 
白い詩集としてこの世に生み出された。
 
 
(ふらんす堂「編集日記」2016/8/2より抜粋/Yamaoka Kimiko)
 

俳句結社紹介

Twitter