四六判ハードカバー装帯有り 170頁 3句組
著者の島田玲子(しまだ・れいこ)さんは、昭和10年(1935)東京都中野区生まれ、昭和19年(1944)に福井県遠敷郡小浜町に疎開し、現在福井県小浜市在住。昭和51年(1975)俳誌「山茶花」に入会して俳句をつくりはじめる。山茶花主宰下村斐文・石倉啓補・三村純也に師事し、現在に至る。本句集は昭和46年(1971)より平成30年(2018)の約46年間の作品を収録した第1句集である。序を三村純也主宰が寄せている。
本句集の装丁は君嶋真理子さん。
できるだけ大人しく静かな本で、という著者の島田玲子さんのご希望をかなえるかたちの一冊となった。
たいへん上品な一冊である。
表紙は薄紫の布クロス。
表紙に押されたカラ押し。
花布は、紫と白のツートンカラー。栞紐は白。
(ふらんす堂「編集日記」2019/7/3より抜粋/Yamaoka Kimiko)