内田進・泰代合同句集『航跡』(こうせき)

46判ハードカバー装帯有り 244頁 二句組
本句集は、内田進・泰代(うちだ・すすむ・やすよ)ご夫妻の合同句集である。内田進さんは、昭和10年(1935)兵庫県神戸市生まれ。泰代さんは、昭和12年(1937)香川県高松市生まれ。ともに昭和62年(2001)「ホトトギス」へ投句をはじめ、平成元年(1989)「九年母」に投句をはじめる。平成28年(2016)「ホトトギス」同人。泰代さんは日本伝統俳句協会会員。俳句においては、まったく足並みをそろえられているご夫婦である。本句集には、「ホトトギス」の稲畑廣太郎主宰が序句を寄せられ、また、序文は、おふたりが敬愛する大阪カトリック教区の酒井俊弘(俳号・湧水)司教が寄せられている。

序句。
本句集の装釘は君嶋真理子さん。




題簽は、酒井湧水司祭の手によるもの。
タイトルは箔押しを考えたのだが、この筆勢を活かすために箔押しは避けたのである。





表紙の文字は、銀箔押し。
題簽をそのまま型押しに。

ご希望によりブルーの遊び紙をはさんで、おふたりの句集の境目とした。




(ふらんす堂「編集日記」2022/9/13より抜粋/Yamaoka Kimiko)