私的歳時記2024.1.16

 

福地湖游句集『私的歳時記(してきさいじき)』。

 

 

 

 

A6判(文庫本サイズ)フランス装帯ありビニール掛け  94頁 四句組
著者の福地湖游(ふくち・こゆう)さんは、1955年静岡市生まれ、現在や京都市在住。教職を退職されてより俳句を始められる。略歴に「母方祖父・真一が俳句を作っていた(俳号・湖月)ので、俳号は一字貰った。」とある。2013年新俳句人連盟に加入し、現在は幹事をされている。その京都支部の「いき句会」に所属。原爆忌全国大会に実行委員として参加されている。本句集は第1句集となる。

 

本句集の装釘は、君嶋真理子さん。

 

 

 

文庫本サイズであるが、フランス装である。

たいへん凝ったものだ。
どんだけ小さいかというと、マッチ箱をおいてみた。

 

 

 

 

 

「装丁の紙のグレーは、福地様のご希望でした。」と文己さん。
この写真では白にみえるが、薄いグレーである。
それがこの句集に落ちつきをあたえている。

 

 

 

今度はインク壺を。

 

 

 

 

 

見返しもおなじグレーの用紙。

 

 

 

扉もおなじく。
すべてがシックである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレーのトーンが美しい。

 

 

 

 

本句集は、福地湖游さんの徹底的なこだわりのもとに作られたものである。造本、大きさ、レイアウト等々、かつてのふらんす堂文庫に準じるものを希望されたのだった。時を経て製本屋さんも変わり、製作ができないと製本屋さんに言われたのだが、そこを職人さんに頼み込んでお願いをした造本である。
仕上がりがとても美しく、瀟洒で、わたしたちはとても喜んでいる。
福地湖游さんのこだわりが、製本屋さんの熱意を生み出し、ふたたびこのような本作りができたことがうれしい。

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2024/1/5より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

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