『鷹羽狩行俳句集成』(たかはしゅぎょうはいくしゅうせい)。
菊判ハードカバー装。 1140頁。
本句集は、俳人鷹羽狩行の既刊年代別句集 (『誕生』『誕生』(定本抄)『遠岸』『遠岸』(定本抄)『平遠』『平遠』(普及版抄)『月歩抄』『五行』『六花』『七草』『八景』『第九』『十友』『十一面』『十二紅』『十三星』『十四事』『十五峯』『十六夜』『十七恩』)に番外句集(『長城長江抄』『翼灯集』『翼灯集』以後、『俳日記』『啓上』『啓上』以後)を加え、句集解題、年譜、初句索引、季語索引を収録した俳句集成である。収録句数11,672句。
写真のように大冊である。
本句集の装幀は君嶋真理子さん。
君嶋さんは、目下、「狩」(鷹羽狩行主宰)の表紙とカットのデザインをしているというご縁もある。
堂々たる一冊となった。
おすすめしたこのクロスを鷹羽先生はとても気に入ってくださった。
黒メタル箔がよく映える。
扉。
花布は、黒。
製本がすばらしくどの頁をひらいても本が閉じることがない。
こういう製本ができるところが少なくなりつつある。
美しい仕上がりである。
奇しくもふらんす堂30周年の記念すべき年に、ご縁をいただいている鷹羽狩行先生の集成を刊行することができたということをことのほか喜びたいと思う。
(ふらんす堂「編集日記」2017/6/8より抜粋/Yamaoka Kimiko)