句集『風成(ふうせい)』 。
四六判フランス装。204頁
著者の城倉吉野(じょうくら・よしの)さんは、東京生まれであるが大学入学まで信州伊那で過ごされた。2000年より連句をはじめられ「連句教会の会員」である。2006年より「ミントの会」(大木あまり代表)に参加し俳句を始められる。本句集は、
前句集『風の形』(2010年刊)につぐ第2句集である。師である大木あまりさんが、「風の手紙」と題して跋文を寄せられている。
本句集の装丁は、君嶋真理子さん。
前句集『風の形』と同じように、フランス装を希望された。
写真だとグラシン(薄紙)のためすこしぼけてしまうのが残念だが、ひさしぶりのグラシン巻きのフランス装である。
やはり、この瀟洒感がわたしは好きである。
清潔な句集が出来上がった。
(ふらんす堂「
編集日記」2017/7/31より抜粋/Yamaoka Kimiko)