寺澤佐和子句集『卒業』(そつぎょう)。

四六判ソフトカバー装 212頁 2句組
著者の寺澤佐和子(てらさわ・さわこ)さんは、昭和43年(1968)東京生まれ、東京・杉並区在住。平成10年(1998)熊本で首藤基澄に師事し、俳句をはじめる。平成13年(2001)「未来図」入会、鍵和田ゆう(禾編+由)子に師事、平成20年(2008)未来図新人賞受賞。未来図同人。平成10年(1998)から平成29年(2017)まで約20年間の作品を収録した第1句集である。序文は鍵和田ゆう(禾編+由)子主宰が寄せている。
本句集の装丁は山田朝子さん。
「卒業」という句集名にふさわしい晴れやかな装丁である。
なんといっても用紙の質感があたたかさを感じさせる一冊である。
見返し。
表紙もカバーと同じ紙を仕様。
扉。



山田朝子さんの若々しい装丁が、著者の寺澤佐和子さんのダイナミックなエネルギーと響きあっている一冊となった。
(ふらんす堂「編集日記」2017/10/2より抜粋/Yamaoka Kimiko)