向瀬美音句集『カシオベア(カシオペア)』

四六判ハードカバー装帯あり 236頁 二句組
向瀬美音(むこうせ・みね)さんの第2句集である。向瀬美音さんは、1960年東京生まれで現在は東京・新宿区にお住まいである。2013年頃から作句を開始し、
大輪靖宏、
山西雅子、
櫂未知子の各氏より指導をうける。 第1句集に『詩の欠片』(2019)があり、『国際歳時記 春』(2020)、
『国際俳句歳時記 冬・新年』(2022)の編著者である。現在、「俳句コラム」主宰。俳句大学機関誌「HAIKU」[Vol.1世界の俳人55人が集うアンソロジー][Vol.5 世界の俳人150人が集うアンソロジー][Vol.6 世界の俳人90人が集うアンソロジー]の編集長兼発行人。日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会会員、日本伝統俳句協会会員、俳人協会会員、国際俳句交流協会会員、フランス語圏俳句協会AFH会員、上智句会所属、「舞」会員、「群青」購読会員。
こうしてみると日本のみならず、世界を視野にいれての俳句活動である。
本句集に、大輪靖宏氏が序文を寄せている。
本句集の装釘は和兎さん。


タイトルはツヤ消し金箔。





表紙の布クロスは、向瀬さんにふさわしい眼のさめるようなピンクである。
こういう色は誰にでもつかうことはできないが、向瀬美音さんにはよく似合っている。




花布は金

栞紐は濃い紅。

ほれぼれするような美しい色。

情熱的な色を隠している一冊である。
(ふらんす堂「編集日記」2023/1/6より抜粋/Yamaoka Kimiko)