大関靖博句集『大楽(だいらく)』。

四六判ソフトカバー装(クータ・バインディング)。 150ページ。
俳人・大関靖博(おおぜき・やすひろ)氏の第6句集である。
前句集『大夢』 に次ぐもの。平成27年(2015)年より平成30年(2018)までを収録。
タイトルは「大楽」は「だいらく」と読ませ、仏教用語であるらしい。広辞苑や明鏡国語辞典には載っていなかった。
本句集の装丁は和兎さん。
「派手にしたい」というのが大関靖博さんのご希望だった。
だから、思い切って和兎さん。

ふらんす堂の本としては珍しいカラー印刷である。
しかも、和兎さん。大関氏のご要望にさらに応えて、
「鳥の羽と鶏冠の赤い部分は明度をあげました」ということ。





表紙は金色の用紙。
見返しも同じ用紙。

扉の用紙には金銀の箔が漉き込まれている。

カバーの裏の折り返しにも鳥がいる。


虹立ちて虚空に菩薩ゐるごとし
のごとく、極楽浄土のような世界が出現した。
(ふらんす堂「編集日記」2018/7/10より抜粋/Yamaoka Kimiko)