藤田駒代句集『恵方道』(えほうみち)。
四六判ソフトカバー装帯あり 208頁 二句組。
著者の藤田駒代(ふじた・こまよ)さんは、昭和22年(1947)兵庫県尼崎市生まれ、現在井は大阪市平野区在住。関西の方である。平成19年(2007)「運河」入会、平成25年(2013)平成25年度運河賞受賞、平成29年(2017)「鳳」に同人参加、平成30年(2018)第25回運河俳句賞受賞、令和3年(2021)令和3年度浮標賞を受賞。現在は「運河」「鳳」同人。俳人協会会員。本句集は、第1句集であり、「運河」の茨木和生名誉主宰の言葉「真心求心」よりの3句選評)が巻頭に置かれ、「鳳」の浅井陽子主宰によって序文が寄せられている。
本句集の装釘は和兎さん。

カバーの装画は、藤田駒代さんのご息女の田淵ちあきさんが描かれたもの。
「蕗の薹」である。
緑というのは最初から決まっていましたが、どんな緑にするのか、娘さん、藤田さんとみんなで話し合っていろいろと案を出しながら決めました。と和兎さん。





カバーをとった表紙にも蕗の薹を配して、





(ふらんす堂「編集日記」2022/4/28より抜粋/Yamaoka Kimiko)