稲畑廣太郎『俳句日記2016 閏』(うるう)。
 

 
四六判変型上製本。388頁
 
ふらんす堂のホームページの毎日更新サイトで2016年に「俳句日記」連載したものを一冊にまとめたもの。著者の稲畑廣太郎(いなはた・こうたろう)氏は、俳誌「ホトトギス」の主宰である。忙しい日々の時間をやりくりして取り組んでくださった。
 
 
本句集の装丁は和兎さん。
 
シリーズなので、決まったパターンがあるが。。
 
 

 
厚さはかなりあるが、小さめなので威圧感はない。
手になじむ大きさ。
 
 

 

 
今回は茶色。
これは、和兎さんが稲畑廣太郎という俳人のイメージで選んだ色である・
 
 
 

革装のような味わい。
そして角丸。(これは製本に異常に手間ひまがかかる)
 
 

 
 

 
扉。
 
 

 
丸背が美しい。
 
 
 

 
スピンは栗梅色。
 
 
 

 

落ち着いた一冊である。
 
稲畑廣太郎夫人が、この一冊をご覧になって「まるで聖書みたい」と喜ばれていたということ。
稲畑夫妻は、カトリック信者であられる。
 
 
 
(ふらんす堂「
編集日記」2018/4/25より抜粋/Yamaoka Kimiko)