猫の椅子2018.4.11

 

木村かつみ句集『猫の椅子』(ねこのいす)

 

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四六判フランス造本カバー装。 104頁。

 

著者の木村かつみ(きむら・かつみ)さんは、1950年東京生まれ、現在も東京北区在住の東京人である。2003年俳誌「握手」に入会し、磯貝碧蹄館に師事、2009年「握手」同人、2012年「握手」新人賞を受賞、「握手」が2012年に終刊してよりの2015年に長嶺千晶代表の「晶」に入会、同人となる。俳人協会会員。
本句集には、長嶺千晶代表が序文を、朝吹英和氏が跋文を寄せている。

 

 

 

 

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本句集の装丁は君嶋真理子さん。

 

ご本人のこだわりを瀟洒で可愛らしい本として実現してくれた。

 

 

 

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ピンク色がメインカラーである。

 

 

 

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タイトルはピンクの箔押し。

 

 

 

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背も。

 

 

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帯は鮮やかなピンク。

 

 

 

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表紙。

 

 

 

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黒猫がかわいいでしょう。

 

 

 

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表紙と見返しはおなじレザック系の用紙をつかって、ピンクの濃淡で。

 

 

 

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扉も同じ用紙でキラをひいたもの。

 

 

 

本文の各章の扉には、ご友人の佐藤真理子さんの写真をそれぞれ6枚配した。

 

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口絵に絵、各章の扉に写真と入っているのだが、それがすこしもうるさくなくこの句集の世界をより効果的にしている。
木村かつみさんのセンスのよいこだわりが反映されたのだ。

 

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カバーのうしろの折り返しにも黒猫。

 

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こんな風に。

 

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ご自身をとりまく小宇宙をとても大事にされる木村かつみさんである。
その木村かつみさんらしい句集の仕上がりとなったのではないだろうか。

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2018/4/6より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

 

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