デルボーの人2023.4.14
四六判仮フランス製本カバー装 160頁 2句組 天アンカット
俳人・仁平勝(にひら・まさる 1949年生)さんの前句集『黄金の街』につぐ第4句集である。句集名の「デルボーの人」のデルボーは、わたしたちもよく知る20世紀のベルギーの画家ポール・デルボーのことである。裸体の女性を林立させ、孤独な冷たい夢想のなかに見るものを引き込む、一度みたら忘れられない画家である。本句集はそのタイトルとデルボーの装画によって、まず読者はこのシュールレアリスティックな絵の前に立たせられるのだ。いったいどんな世界がこれから展開していくのだろうか。
表紙は赤。
扉。
各章扉には、すべてデルボーの絵の一部を配した。
(ふらんす堂「編集日記」2023/4/7より抜粋/Yamaoka Kimiko)