高橋睦郎句集『花や鳥(はなやとり)』

四六判ハードカバー装帯有り 254頁 二句組 本文二色刷り 限定600冊署名入り
高橋陸郎さんの前句集『十年』(2017年刊)につぐ新句集である。漢字をすべて旧漢字表記とし、全体を12の章に分けている。その項目に目をとおしただけでも句の世界のかもしだす匂いに読者は引き込まれていく。栞は、堀田季何さん、小津夜景さん、岩田奎さんの3人が寄せている。
本句集の装釘は和兎さん。


タイトルはツヤ消しの金箔。
用紙は金銀の箔をちらしたもの。





カバーの図版、
高橋陸郎さんが、和兎さんに語ったところによると、左の啄木鳥は「これがぼく」と笑いながら言われたとのこと。

布クロスはベージュかかった薄紫。
いくつかの候補より高橋さんが選ばれた。



見返しは、カバーと同じ用紙。

扉。

すべての本にいただいたサイン、
これは黄色の色鉛筆で。

本文は二色刷り。
枠は桜色、
栞紐は肌色。

花布は赤白のツートン。
枠の色、花布、栞紐、すべて高橋陸郎さんのチョイス。

栞は桜色に。

(ふらんす堂「編集日記」2024/3/4より抜粋/Yamaoka Kimiko)