きつねうどんをたべるとき2018.10.12

 

山本純子詩集『きつねうどんをたべるとき』

四六判ペーパーバックスタイル 96頁

 

詩人・山本純子さんの3番目の詩集である。第2詩集『あまのがわ』ではH氏賞を受賞されている詩人である。本詩集の栞は詩人の松下育男さん。
詩集名「きつねうどんをたべるとき」がいい。まず美味しそうである。わたしはうどんは、「たぬきうどん」より「きつねうどん」派である。油揚げは大好物。そういえばここんとこ食べてないな。タイトルの詩もふくめて全部で20篇の作品が収録されている。言葉のリズムが躍動しているのでどんどん読める詩であるが、一篇ごとに立ち止まらせる詩である。むむって。それを著者は「あとがき」で「自分の中のむずがゆさの感覚」って書いておられるが、そうなのかもしれないが、あるいはそうでないものもあるように思える。

 

本詩集の装丁は和兎さん。

 

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装丁も希望のイメージがあって(大学ノートみたいな装丁にしたい)
和兎さんの提案も取り入れて下さいつつ、
ご自身の希望通り形になって嬉しいとのこと。
図版はおなかいっぱいのきつね!トレードマークにされたいくらい気に入ったとのこと。 
良かった!

 

 

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帯の裏側にそっといるきつね。

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2018/10/10より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

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