たう2017.10.23

 

市川薹子句集『たう』

 

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四六判変型上製薄表紙カバー装 174頁
 
著者の市川薹子(いちかわ・とうこ)さんは、1945年高知県須崎市生まれ、現在は兵庫県明石市在住。1985年「青」に入会し波多野爽波の指導を受ける。2007年第1句集『おほきな息』を刊行、2009年「椋」入会、2012年第4回「椋」年間賞を受賞現在「椋」会員。本句集は第2句集となり、石田郷子代表が栞を寄せている。
 
 
本句集の装釘は、君嶋真理子さん。
 
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色校正はこの肌色と紫色のものを用意した。
市川薹子さんは、肌色の方を選ばれた。
この度の句集によく合っているとわたしは思った。
 
 
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タイトルは金箔押し。
 
 
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「たう」という句集名は、「薹」の「たう」であるのか。
「薹」とは野菜や草の名、あるいは野菜類の花茎とある。
いずれにしても著者にとっては身近な「たう」である。
 
 
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表紙。
 
 
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栞。
 
 
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見返し。
 
 
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扉。
 
 
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花布は金色。
 
 
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栞紐は肌色。
 
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可憐なやさしさのある風情は、本句集『たう』にぴったりである。
 
 
 
(ふらんす堂「編集日記」2017/10/7より抜粋/Yamaoka Kimiko)
 
 

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