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森田峠全句集
2021.3.12
クロス装
A5判
全句集
『森田峠全句集』
俳人・森田峠(もりた・とうげ)(1943~2013)の全句集である。
A5判ハードカバー装帯有り、一頁20句組 。既刊10句集に補遺を加えて4737句を収録。句集解題、略年譜、初句索引、季語索引。
編者は、森田峠のご子息で「かつらぎ」主宰の森田純一郎氏。
栞には、深見けん二、宇多喜代子、片山由美子、三村純也、岸本尚毅の5名の俳人各氏が寄せている。
装丁は君嶋真理子さん。
何枚ものラフの中から、この「きりん」の装画のものに決まった。それは嬉しかった。
森田峠という俳人が清新に読まれる、そんな思いがしたのだった。
布クロスも当初は濃紺を思っていたが、それよりも明るいブルーにしてもらった。
そこに黒メタル箔で題字を押す。
表にはキリンとタイトルを型押し。
「栞」にもキリン。
見返しは落ち着いた「里紙」
色紙はできるだけ大きく、というのが「かつらぎ」の方々からのご要望。
花布は紺と白のツートンカラー。
厚い書物には、効果的である。
栞紐も紺と白。
書肆情報として、それぞれの句集の書影を収録。
重くれず、爽快な全句集となった。
美しい仕上がり。
(ふらんす堂
「編集日記」2021/3/8
より抜粋/Yamaoka Kimiko)
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