谷口智行氏の「俳人協会賞受賞を祝う会」2025.6.18
本日は皆さま、お忙しい中またこのような天気のなかお集まりいただき、ありがとうございました。ますます頑張らなあかんなという風には思いました。今年の1月25日、受賞のお知らせを能村研三先生よりいただいたとき、即刻、茨木和生先生にお電話をもうしあげました。茨木先生は、「そうか、そうか、良かったな、良かったな」と喜んでくださり、もうそれだけで僕は嬉しかったです。それだけで充分だなと思いました。ただ、このままではダメだということも分かってます。賞を貰っただけではダメで、ますます頑張らにゃいかんなって思いました。本日はこの祝宴のために「運河」の多くの方にお世話になりました。皆さんにご協力をいただいていることに恐縮しつつかつとても嬉しいです。今回、僕はこのような身に余る賞ををいただきましたが、これは僕だけのものではありません。ですから、これだけではないです。 僕は「運河」で育てられました。和生先生や先輩方や皆様と一緒に励んできたから頂けた賞だと、本当に思っております。これからも、頑張っていきますので、ただあんまり気負わんとやらなあ、からまわりしそうやから、そうやから、まっなるべく自然体で、まあ、和生先生が言うように、仕事しっかりせよって言ってくれてましたので、仕事も頑張りながらやっていきたいと思います。今日はありがとうございました。
光を発することのない海と山は夜空よりも黒い。それらが身ほとりに横たわっていれば、片闇を成していれば、その気配が体に馴染み、心が救われるのである。(本文より)
(ふらんす堂「編集日記」2025/6/16より抜粋/Yamaoka Kimiko)