骨に似る2024.9.5

 

飯塚よし枝句集『骨に似る(ほねににる)』

 

 

 

四六判フランス装グラシン巻帯有り 162ページ 二句組
著者の飯塚よし枝(いいづか・よしえ)さんの前句集『涙ひとつぶ』(2011)に次ぐ第2句集である。飯塚よし枝さんは、昭和37年(1962)東京・新宿生まれ、平成7年(1995)「英俳句会」入会、平成8年(1996)「夏爐」俳句会入会、平成16年(2004)「夏爐」同人、平成20年(2008)第35回夏爐佳日賞受賞、平成22年第1回ニーベルバーグ俳句大賞受賞、現在「夏爐」同人、俳人協会会員。本句集に、「夏爐」の古田紀一主宰が序を寄せている。栞文は関悦史さん、西村麒麟さん。

 

 

 

装釘は和兎さん。

 

 

フランス装であることを活かして、できるだけ色をおさえて瀟洒に仕上げた。
そして、「骨に似る紙の手ざはり」を念頭に、紙の風合いを大事にした本作りとなった。

 

 

 

 

グラシンにすけた模様がやさしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帯は手触りがざらざらとしたもの。

 

 

 

 

本はやさしい表情をしている。

 

 

 

 

見返しは帯と同じもの、

 

 

 

 

 栞も同じ用紙の斤量ちがい。

 

 

 

 

扉はあえて透きとおる用紙をもちいた。

 

 

 

 

スピンは白。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2024/9/4より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

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