而今2017.2.23

 

脇村禎徳句集『而今』(にこん)

 

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四六判ハードカバー装。 228頁
 
著者の脇村禎徳(わきむら・ていとく)さんは、1935年和歌山県生まれ、和歌山市在住の俳人である。森澄雄の主宰する「杉」で「杉賞」を二度にわたって受賞され、本句集は前句集『素心』につぐ10冊目となる。評論に『森澄雄』があり、現在は毎日新聞の「毎日紀州俳壇」の選を担当しておられる。本句集は平成24年から26年までの3年間の作品を収録したものである。
句集名の「而今」は、「じこん」ではなく「にこん」と読ませる。
 
 
本句集の装釘は前句集とおなじに君嶋真理子さん。
 
 
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作品にふさわしく骨格と品性のあるものをと願った。
 
 
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君嶋さんが「而今」の面白い字を見つけてくれた。
脇村さんも気に入って下さった。
 
 
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帯は黒で思いきって太目に。
 
 
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表紙はグレーがかった白。
 
 
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文字は黒メタル箔。
 
 
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平面は、カラ押し。
 
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見返しはグレーに白の斑入りの和紙風のもの。
 
 
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扉。
 
 
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花布は黒。
 
 
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堂々たる第十句集『而今』である。
 
 
(ふらんす堂「編集日記」2017/2/9より抜粋/Yamaoka Kimiko)
 

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