2025.8.10 夏サラダ盛るとはつまり崩すこと
2025.8.9 昼寝果つ遠潮に名を呼ばれつつ
2025.8.8 靴下の裏も人生なんだ蚊よ
2025.8.7 蝙蝠と梁をわかちて夜しづか
2025.8.6 夏帽子ふりかへる日は来ない橋
2025.8.5 風死せりわたし透明すぎるのか
2025.8.4 海月浮くいにしへびとの袖のごと
2025.8.3 夕立や水の輪切って踏むペダル
2025.8.2 夕立やサドルにひとつ空の花
2025.8.1 片蔭の客は気まぐれ書生ども