身の揺れ2016.11.21

 

成田美代句集『身の揺れ』(みのゆれ)

 

成田美代句集『身の揺れ』

 

四六判ハードカバー装。212頁。

 
 
成田美代さんは、昭和25年(1950)千葉県茂原市生れ、現在は千葉市にお住まいである。
平成12年(2000)に「千葉県庁谺俳句会」に入会、平成13年「鴫俳句会」に入会、伊藤白潮に師事、平成16年(2004)同人、平成22年(2010)に「鴫新人賞」、平成25年(2013)に「鴫賞」を受賞されている。本句集は、平成12年から27年までの作品を収録した第1句集である。序文を井上信子鴫代表が、帯文の「鴫」選者の高橋道子氏が寄せておられる。
 
本の装丁はシックなものを希望された。
 
装丁者は君嶋真理子さん。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
全体にグレイトーンである。
著者は冬の厳しさが好きなのかもしれない。
出来上がった本をみて、ふっとそんな風に思った。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
タイトルは金箔。
シックな色合いゆえにかえって美しい。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
表紙のクロスもシルバー。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
金箔押しのタイトルと名前。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
表面は空押し。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
見返しは淡い紫グレー。
帯もこの用紙である。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
よく見ると金の綺羅がほどこされている。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
扉。
タイトルのみ、ローズの色をおく。
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
花布は金。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
栞紐は、赤。
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
 
成田美代句集『身の揺れ』
 
 
「身の揺れ」という個性的な句集名をもつ句集が、上品な佇まいをもって出来上がった。
 
 
 
(ふらんす堂「編集日記」2016/11/17より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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