小澤實句集『瓦礫抄(がれきしょう)』

四六判変型上製本帯有り 394頁
2012年にふらんす堂のホームページの連載サイト「俳句日記」の小澤實さんの日記を一冊にしたものである。2011年の12月1日から2012年の11月30日までの日記である。これは小澤實さんのご希望によって実日記となった。(通常の日記は、先取りして書いてもらうため実日記ではない)であるから、ここに記された日々は実際に小澤實さんにおこったことである。
本書の装幀は和兎さん。
表紙の布クロスをどれにしようか、それがこの一冊の眼目となる。
小豆色をすこし思わせるような深い茶色、
このクロスを示されたとき、わたしは小澤實さんにぴったりっておもったのだった。
焦げ茶といってもどこか都会的でスマートさがありしかしあたたかい。


金の箔押しがよくはえる。








花布は白。
栞紐は焦げ茶。



(ふらんす堂「編集日記」2023/1/12より抜粋/Yamaoka Kimiko)