田さん2020.8.27
四六判フランス装カバー掛け帯あり。212頁 二句組
句集名「田（でん）さん」とは人食ったタイトルであるが、面白い。跋文を寄せている坪内稔典さんの命名である。
著者の田彰子（でん・あきこ）さんは、兵庫県丹波市生まれ、現在大阪・高槻市在住。2001年「船団」入会より句作をはじめる。2016年『捨女句集』を小林孔・壺土稔典と共著にて上梓。「船団」会員、丹波市俳句協会会員。本句集は第1句集で坪内稔典さんが跋文を寄せている。
装丁は和兎さん。
フランス装表紙に帯カバーをかけた。
帯カバーをはずす。
臙脂色の表紙の本が現れる。
見返しも臙脂色。
扉。
天アンカット。
栞紐はグレーがかった深緑。（なんともいえないいい色である）
裏にも模様をまわして。
内容ともどもなかなか面白い一冊が出来上がった。
装丁をいたく喜ばれた田さんである。
（ふらんす堂「編集日記」2020/8/19より抜粋/Yamaoka Kimiko）
