金剛2016.12.12

 

 
草深昌子句集『金剛』(こんごう)

 

草深昌子句集『金剛』

 

四六判ハードカバー装。 192頁。
 
著者の草深昌子(くさふか・まさこ)さんは、1943年大阪生まれ、現在神奈川県厚木市在住。1977年に「雲母」(飯田龍太主宰)に入会、1985年「鹿火屋」(原裕主宰)に入会、「鹿火屋新人賞」「鹿火屋奨励賞」などを受賞し、2000年に「晨」(大峯あきら代表)に同人参加、「ににん」(岩淵喜代子代表)に同人参加。現在は「晨」同人と同時に俳誌「青草」を主宰している。本句集は前句集『邂逅』につぐ第三句集となる。

 

本句集の装釘は君嶋真理子さん。
君嶋さんの装釘としては、かなり思いきった華やかなものとなった。
しかし、この華やかさは草深さんの生命の質量と比例している。
 
草深昌子句集『金剛』
 
カバーは金刷りで艶アリのPP加工を施した。
(ふらんす堂の本は、PP加工のものは少ない、あってもマット(艶なし)PPであるが、これは艶アリ、一年に一度あるかないかのPP加工である)
 
草深昌子句集『金剛』
 
帯も金刷り。
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
桜と金色はよく合う。
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
表紙は紙。
縮緬のような皺がある淡いピンク、そこに金と銀の箔がはられてあるもの。
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
背は金箔。
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
見返しは表紙と同じ紙。
 
草深昌子句集『金剛』
 
扉。
 
草深昌子句集『金剛』
 
花布は金。
 
草深昌子句集『金剛』
 
艶麗な趣がある。
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
 
草深昌子句集『金剛』
 
「金剛」という句集名にふさわしい立派な、そしてあでやかな一冊となった。
 
 
(ふらんす堂「編集日記」2016/12/6より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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