金山桜子句集『水辺のスケッチ』

四六判フランス造本カバー装 164頁 白のシリーズ
著者の金山桜子さんは、1959年生まれ、現在は滋賀県守山市に在住。ここは琵琶湖の西方にあたるところである。1988年に「葦」に入会して俳句をはじめ、その後「quatre(キャトル)」創刊参加、そして「花曜」「ふかくさ俳句会」「風来」を経て、2011年に「運河」入会、2012年「運河賞」受賞。現代俳句協会会員。本句集は、句歴30年の作品のなかから選句した第1句集である。序文を宇多喜代子氏が寄せている。本句集は、「水辺のスケッチ」と「岸辺のスケッチ」よりの2章からなる。

いくつかのラフイメージより金山さんが選ばれたものである。

銀箔の冷たさは、この句集の世界とよく響き合っている。



白のシリーズなので、白を基調としている。

表紙。

扉。

天アンカットで白の栞紐。

隠されたところにシンボルマークが。。。

水辺にある葦や草々を連想させるようなブックデザインである。
ご本人が希望された色よりもすこし明るい色にしたのだが、それが良かったと金山桜子さんがおっしゃってくださった。
一読後、ひんやりとした湖風と波のさざめきを感じ、その周辺のさまざまな生の営みに気づかされる句集である。
(ふらんす堂「編集日記」2018/6/5より抜粋/Yamaoka Kimiko)