四六判ハードカバー装 214頁
著者の大隅三虎(おおすみ・さんこ)さんは、昭和9年(1934)岡山生まれ、佐賀市在住。昭和61年(1986)「狩」(鷹羽狩行主宰)に入会し俳句を始める。平成7年(1995)「廻廊」(八染藍子主宰)入会、現在は「狩」「廻廊」同人、俳人協会会員。三虎という俳号は、本名「彪」より鷹羽狩行主宰が「三虎」と命名。本句集には序句、帯文、「鑑賞1句」を鷹羽狩行主宰が寄せ、選句、跋文、帯掲載句は八染藍子主宰によるものである。
本句集の装丁は、君嶋真理子さん。
青が涼やかで「螢」がある句集名に効果的である。
タイトルは金箔押し。
表紙。
色は中国の伝統色で言うところの瑠璃色。瑠璃金剛いんこの背の羽の色とも。
見返し。
扉。
栞紐は表紙とおなじ色。
「もの静かで慎みふかいお人柄」の著者をよく表している清々しい仕上がりとなった。
(ふらんす堂「
編集日記」2018/3/1より抜粋/Yamaoka Kimiko)