第10回田中裕明賞お礼の会(吟行)2019.7.22
今日は調布・深大寺において「第10回田中裕明賞のお礼の会」を行った。
内容は、吟行句会と懇親会である。
吟行会には、応募者の方々(池田瑠那さん、伊藤隆さん、佐藤りえさん、沼尾将之さん)と選者の方々(小川軽舟さん、岸本尚毅さん、津川恵理子さん、四ッ谷龍さん)と前回の田中裕明賞受賞者の小野あらたさん、次期田中裕明賞選者(関悦史さん、高柳克弘さん)が参加された。
懇親会には、次期選者の佐藤郁良さん、高田正子さん、も加わっていただき、それぞれ応募者の方々のお話をうかがったり、10年を経た「田中裕明賞」について、またこれからの田中裕明賞に寄せる思いなどじっくりと語りあうことが出来た。
さきほど家にもどってパソコンにむかっているのだが、とても良い会だったと思う。
今回は受賞者なしということで人数もそう多くなく、お一人お一人がいろいろと思うことをお話くださり、お話を深めることのできた会だったのではないだろうか。
わたしはブログを書きながら、今日の会のことをとても感慨深く思いだしている。
皆さんのお話をこのブログで紹介したいところであるが、それは電子版「田中裕明賞」にて是非読んでいただきたいと思う。
今日は急ぎ足で写真を中心に紹介するにとどめるが、写真をとおして会の雰囲気が少しでも伝わればと思う。
(ちょっと写真がピンボケなのもあるがご容赦いただきたい)
12時45分に京王線つつじヶ丘駅北口に集合し、そのまま深大寺行きのバスに乗って向かう。
すでに岸本尚毅さんと津川絵理子さんは、現地におられてバス停で待ち合わせる。
バス停を降りたところで記念撮影。
岸本尚毅さん、関悦史さんの姿はまだない。
深大寺の山門に向かう。
境内に咲いていた泰山木の花。
「萬緑の中や吾子の歯生え初むる 草田男」
の句碑。
ならぶ形で、
虚子の胸像と句碑。「遠山に日の当りたる枯野かな」
深大寺に詳しい四ッ谷龍さんの案内で、石田波郷のお墓に向かう。
藪茗荷の花。
石田波郷のお墓の前で記念撮影。
前列左より伊藤隆さん、池田瑠那さん、岸本尚毅さん、高柳克弘さん、森賀まりさん、津川絵理子さん、後列右より、四ッ谷龍さん、関悦史さん、佐藤りえさん、沼尾将之さん、小川軽舟さん。
途中で迷ってしまい遅れてきた小野あらたさん。
波郷の墓ちかくにあったこの大きな木、
イヌシデ(犬四手)の木と四ッ谷龍さんに教えてもらう。
森賀まりさんがさっそく句に詠んでおられた。
四ッ谷さんの説明を皆で聞く。
深大寺をひとめぐりして、今度は水生植物園にご案内。(ここはyamaokaのお気に入りの場所である)
いつもほとんど人おらず、鳥の声、虫の声、風の声、水の声などさまざまな自然の声のするところだ。
ミソハギだろうか。美しく咲いていた。
蜻蛉がやってきた。
シオカラトンボである。
高柳克弘さんが、シオカラトンボからエーゲ海を発想した句をつくって、岸本尚毅選に入った。
青蘆の前で記念撮影。
ちょっとピンボケなのだけどいい写真なので。
小野あらたさんと佐藤りえさん。
これから城址をめざす。
大きな榎の下でくつろぐ四ッ谷龍さん。
ちょっと調子が悪かった関悦史さんもなんとか頑張ってここまでやってきたのだった。
今日の会場の「柏亭」
深大寺の山門通りに面した住宅街の一角にあるところである。
句会風景。
句会が終ったところで記念撮影。
高田正子さんの姿もある。
これ以降、懇親会となるのだが、懇親会については日を改めて紹介したい。
それぞれの方のお話のさわりだけでも紹介したいと思うので。
(ふらんす堂「編集日記」2019/7/21より抜粋/Yamaoka Kimiko)