『竹の春』出版記念会2024.1.20

 

2024年1月20日に、京都の宇治にある花やしき浮舟園にて、天塚新年句会・『竹の春』出版記念会が開かれました。
大寒の曇り空の中でしたが、後半は光が差してとて宇治川がとても輝いていました。
たいへんアットホームで「天塚」の皆様の伸びやかさが温く素敵な会でした。
2023年に『竹の春』を出版された天塚主宰の宮谷昌代先生をお祝いする会も開かれ、お招きいただきましたのでお邪魔してきました。

 

 

ご挨拶をされる宮谷昌代主宰
今日は雨の中たくさんの方にはるばると来て頂いて、ありがとうございました。
こんなに盛大に『竹の春』の出版記念をしてもらえて、本当に光栄の至りです、ありがとうございました。
みなさんのお話を聞いてしみじみと懐かしい気持ちになりました。ひとつひとつの思い出を綴って下さったお話、心に染みて嬉しく思っています。ありがとうございま
す。
『竹の春』に書かせていただきましたが、千女先生が何時も言ってた言葉で「ええ言葉は使わんでええ、飾ったら中身がなくなる。だからありのままで今を詠みなさい」
と私は教えられてきたので、『竹の春』もありのままの自分をさらけ出したので、日記みたいで恥ずかしいんですけど、子供たちも大きくなって孫との日常も過ぎた、今
回は子供達が大きくなって、主人とふたりでゆっくりとした幸せな生活をしている中の句集だったので、詠んでたらその時時が蘇ってきます。
『竹の春』お恥ずかしいですけども、この句好きだったよとかこの句は覚えたよとか、そんな風にひとつでもふたつでもみなさんの心の中にそういう句があったら俳句
やってきた冥利につきます。『竹の春』を出版したおかげだなと感謝しています。
大きい句集もあれば小さな句集、薄い句集もありますが皆様も生きた証として、自分の証としてそろそろ句集をまとめてみたらいいかと思います。
これからも身体に気をつけて頑張っていきます。今日は来て頂いて本当に感謝しております。

 

 

 

宮谷昌代主宰と俳誌「天塚」の皆さま。

 

昨年45周年を迎えられた天塚。
みなさま本当に和やかで多彩な方が多く、宮谷先生のお人柄もあって明るく朗らかな
結社だなと心が温かくなりました。
50周年55周年とますますのご健勝をお祈りしております。179.png179.png179.png179.png179.png
  天命にゆだねて励む竹の春    宮谷昌代

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2024/1/22より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

 

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