有馬朗人先生を偲ぶ会2021.12.9

 

 

今日は午前11時半より、港区虎ノ門にあるホテル「ホークラ東京」で「有馬朗人先生を偲ぶ会」が行われた。
俳誌「天為」の方々のご参加のみならず、沢山の来賓が出席された「偲ぶ会」となった。

 

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それぞれの献花のあとに、開会の辞を西村我尼吾氏、来賓の悼辞を大串章、宮坂静生、星野椿の各氏、献杯を大屋達治氏、追悼の辞を対馬康子、和久田隆子、日原傳の各氏、開会の辞を福永法弘氏という、落ち着いた雰囲気になかで、セレモニーは執り行われた。途中に「東大学生俳句会(本郷句会)のひとたちによる献花があった。

 

 

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大串章氏
「はじめてお会いしたのは、鈴木真砂女さんがやっている「卯浪」での句会でした。そこには藤田湘子さんや三橋敏雄さん、星野椿さん、高士さんなどがおられました。」

 

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宮坂静生氏。
「金子兜太さんをまじえておつきあいがはじまりました。有馬さんは、俳句を新しくしようとしたこと、俳句の国際化をめざしたこと、その二つのことにご尽力されたとおもいます。」

 

 

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星野椿氏。
「わたしどもの句会によくお見えになった。あたたかなお人柄でわたしの句会の仲間たちも有馬先生のことが皆大好きでした。」

 

来賓の方々のご挨拶をものすごく短く紹介した。もちろん皆さんもっと沢山お話をされたのである。

 

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俳誌「天為」12月号は、「有馬朗人一周忌特別号」である。
俳人のみならず沢山の方々が作品や文章を寄稿されている。
追悼号として非常に充実したものである。
開いた扉には、有馬朗人氏のことばが記されている。
 
「天の為すところを知る」―――
人間には努力だけでは、どうしても越えられない運命があると思う。
自然も人間もすべて天為以外のなにものでもない。
               有馬朗人句集『天為』後記より

 

(ふらんす堂「編集日記」2021/11/29より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

 

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