プチ★モンド
創刊100号記念短歌のつどい2018.7.10

 

6月2日に行われた松平盟子氏主宰の「プチ★モンド 創刊100号記念」の「第15回短歌のつどい」を紹介したい。
午前中の10時半よりはじまって午後の5時半まで行われた会である。
スタッフのPさんが出席した。
松平盟子さんは、いまふらんす堂のホームページの「短歌日記」の連載をやっていただいている。

 

記念会は内容が豊富で、「平成短歌の振り幅」という松平盟子さんの講演にはじまって、第1部の「作品評」が、歌人の小島ゆかりさんと笹公人さん、第2部の「作品評」が、遠藤由季さん、松村正直さん、その後シンポジウム「歌の架け橋~世代を超えて理解氏合えるか」があり、「懇親会」その間に「短歌朗読会」というぎっしりと予定が組まれた内容である。

 

 

01

 

ご挨拶をする松平盟子氏。

 

花菖蒲の柄であろうか、季節のお着物である。

 

 

 

 

02

 

 

長時間にわたりまして、朝から講演そして歌評会、極めつけはシンポジウムと続きました。
皆さま、お疲れが残っているかもしれないけれど、充実したお時間が過ごせたのではないかなと思っておりますし、そうであって欲しいと願っております。
「プチ★モンド」では毎年、「短歌の集い」という全国大会に似たような会をしておりますけれども、今年は創刊100号に当たります。
100号と聞いて、「ちっぽけ」と思われるかもしれませんけれども、「プチ★モンド」は四季、春夏秋冬に1号ずつしか出しておりませんので、100号まで続くというのはそれなりの年月なんですね。今私が××歳なので(笑)、2×年前までは、××歳だったわけですね(笑)。その××歳分だけ年は重ねましたけれども、それを差し引きしても気持ちだけやっぱり新鮮な思いでいつも短歌に臨んでいきたいなと思って参りました。
その気持ちのひとつの形として、今回は「100号の記念になることをしてみたい」と思っておりました。

 

「プチ★モンド」100号の雑誌の中でもそれなりに特集を組みました。そして、今日できあがったばかりの101号では、「未来短歌会」の有望な歌人、服部真里子さんと私との対談が載っております。その対談も「メール対談」といいまして、お互いにメールで意見を交換するというスタイルをとっております。今回のシンポジウムにあたる内容をあらかじめ私と服部さんとの間で議論を交わしました。皆さまのお手元に届きましたら、読んで頂いて、今回のシンポジウム、服部さんと私とのメール対談を通してひとつの問題の定義、およびその解決まではいかないにして、どうしたらこれからの短歌、若い世代との間で相互のよい理解が叶うものか。叶ったうえでどういった形で短歌という長い長い時間をかけて熟成してきたこの詩が継承されるのか、そんなことを考える手立て、よすがとできたらいいなと思っております。

 

小島ゆかりさん(コスモス)、松村正直さん(塔)、遠藤由季さん(かりん)、笹公人さん(未来)、朝からお力をお借りいたしまして、今回の歌評会、シンポジウムと前々からご準備をして頂きまして、臨んで頂きました。ありがとうございました。心より御礼を申し上げます。
皆さま、本当に今日はありがとうございました。

 

 

松平盟子さま
「プチ★モンド創刊100号」おめでとうございます。
心よりお祝いを申しあげます。

 

そして以下は、Pさんの報告である。

 

松平盟子先生の講演では「平成短歌の振り幅」と題して、昭和から平成にかけての短歌の表現においての変遷を探り、またその変遷の中から浮かび上がる世代間のズレや作品理解の深度について考察されていました。最近の作品を見ていると、結社に属さない若者が増えたり、歌歴が浅くてもすぐに歌集を出したりと、昔はよく見えていた「短歌の地図」が分からなくなっているという問題定義がされました。
それを受けて、午後からのシンポジウムでは、小島ゆかり先生(コスモス)、松村正直先生(塔)、遠藤由季先生(かりん)、笹公人先生(未来)という各結社の代表歌人の方々が、「世代を超えて理解し合えるか」ということを作品から読み解いていかれました。シンポジウムの間には各先生方のプチ★モンド会員の方の作品評(64首!)の歌評会も行われ、歌人の方々の勉強ぶりに驚かされました。
昼食を挟んで、5時間にわたる贅沢な時間だったように思います。
懇親会では、菖蒲柄のお着物からお色直しをされた松平先生が、楽団に混ざってご自身の短歌を織り込んだ「短歌朗読会」も。
ゲストの幅の広さにも、松平先生のバイタリティとお人柄、パワフルさを存分に感じることが出来ました。

 

 

そしてこれは、「短歌朗読会」の朗読劇をされた松平盟子氏である。

 

 

03

 

 

着物からドレスにお召し替えをされた松平さん。
まさにパワフルにして、かつエレガントな歌人である。

 

 

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2018/6/4より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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