俳人協会「新年の集い」2019.1.19

 

今日は午後1時から京王プラザでおこなわれる俳人協会の「新年の集い」にPさんと伺う。

 

そこで「俳句大賞」と「新鋭俳句大賞」の受賞式もある。

 

01

 

ご挨拶をされる大串章会長。

 

 

第25回俳句大賞は、掛井広通氏。
受賞作品は、

 

 紙漉きの水の表を使ひけり

 

掛井広通さんは、ふらんす堂ともご縁がふかく3冊の句集のうち2冊をふらんす堂より刊行されている。第2句集『孤島』第3句集『さみしき水』である。
いまは俳誌「くぢら」の創刊メンバーとして、「くぢら」を中心に俳句を頑張っておられる。
二冊ともわたしが担当し、その作品もよく存じ挙げているのだが、お目にかかることはなかった。
ただ、とても寡黙な人である、ということは知っていた。
今日はじめてお会いすることができたのだが、
「yamaokaです」と申し上げたとき、すばらしく明るい笑顔の掛井さんだったのが嬉しかった。
あらためて今日のご受賞をお祝い申し上げたい。

 

この俳人協会俳句大賞の準賞は、おふたり。

 

村上尚子さん    白鳥と同じ光の中にをり
片方みち子さん   えご散るやきのふの白へけふの白

 

 

 

02

 

大賞を受賞された掛井広通さんと、村上尚子さん、片方みち子さん。

 

 

第2回新鋭俳句大賞は、町田無鹿(むしか)さん。
町田無鹿さんは、「澤」に所属しておられる。この賞は俳人協会会員でなくても応募でき、公開審査という形をとっている。選考委員長の藤本美和子さんの経過報告をうかがったのだが、なかなか論議が白熱した選考であったようだ。

 

 

03

 

 

町田無鹿さん。
ハキハキとしたご挨拶が好印象だった。

 

受賞された皆さま、
おめでとうございます。
こころよりお祝いを申し上げます。

 

 

 

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2019/1/15より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

バックナンバー一覧を見る

著者紹介

俳句結社紹介

Twitter