さて、昨日の俳誌「野の会」(鈴木明主宰)50周年のことをすこし紹介したい。
ホテルニューオータニで着物姿の女性も多く、華やかに行われた。
(実はわたしも着物を着たのだけど久しぶりだったもので、しかも二重太鼓を自分でしめなくてはならず、大汗を掻きながら何度も失敗し、もうそれだけでエネルギーを使い果たしてしまった感じ。。。これについは頓馬な話しがあるのだけど、それはまた後日。)
ご挨拶をされる鈴木明主宰。
あけましておめでとうございます。
ご挨拶のはじめに、この祝賀会を昨年末に私の独断で開くことを決めました。
そのため、お知らせに大変ご迷惑をおかけしました。
大切な全主宰や、私の身内の発病などがありまして、開催のご通知が遅れてしまいました。まず最初にお詫び申し上げます。
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昭和45年7月にこの俳誌「野の会」楠本憲吉先生が創刊しまして、昭和、平成と主宰が二代変わり50年の歳月が流れました。
その半世紀という時間の重さ、私をはじめ会員一人一人が噛み締めております。
本日はご遠方より、ご多忙の、中現代俳句協会会長の中村和弘先生、そして詩人の高橋睦郎先生、関悦史先生、角川書店編集長の立木様をはじめ各雑誌の代表者の皆様に、ご列席賜り心より感謝申し上げます。
ここ長らく続いております、俳句の高齢化につきまして、俳句人口の減少、それは結社の経営、雑誌の継続にも大きく関わってくる問題だと思っております。
こうした中でこの祝賀会を開けましたこと、その幸せ、皆様のおかげと厚く御礼申し上げます。
記念撮影。
余響として「獅子舞」があり、これはとても興味深かった。
舞台で舞い終わると、それぞれの客テーブルに降りていって、いわゆるご祝儀ももらうのである。
みな、千円札をこんな風に襟のところに挟んで、それを獅子がぱくりと呑み込む(?)のだ。
獅子を待っている関悦史さんの可憐な首。
ご祝儀をもらって喜ぶ獅子に頭を囓って(?)もらっている髙橋睦郎さん。
わたしも囓ってもらったのだが、千円の持ち合わせがなくて同じテーブルにいらした「野の会」の戸川晟氏に恵んでいただき、それを獅子にあげたのである。
新年早々から、お恥ずかしい次第。
相変わらずいい根性のyamaokaである。
鈴木明、山本敦子夫妻。
ふらんす堂では、いま山本敦子夫人の句集をお作りしている。
3月頃には刊行になる予定である。
新春の雰囲気たっぷりの「50周年のお祝いの会」だった。
鈴木明主宰、「野の会」の皆さま、
50周年おめでとうございます。
(ふらんす堂「
編集日記」2019/1/27より抜粋/Yamaoka Kimiko)