今日は新宿の京王プラザにて俳誌「未来図」(鍵和田?子主宰)35周周年をお祝いする会があった。
 
先ほど戻ったところである。
 
すこし紹介したい。
 
 
 
「未来図」35周年と鍵和田?子主宰の米寿をお祝いする会であったが、残念ながら鍵和田?子主宰はご体調が整わず、お姿を拝眉することはかなわなかった。しかし、「未来図」の方々が一丸となって明るく楽しくお祝いの会は催されたたのだった。
 
 
 
 
 
 
開会のご挨拶をされる守屋明俊氏。
 
 
中村草田男師系とし、鍵和田?子を主宰とする「未来図」が目指すものは、「作者の生の実感を作者自身の言葉で生き生きと詠う」ことです。わたしどもは個性を発揮できるようこれからも努力を重ねてまいりたいと願っております。
 
 
 
 
 
35周年の記念に刊行された鍵和田?子第10句集『火は?り』(角川書店刊)。
 
 火は?り阿蘇の末黒野はるけしや    ?子
 
草田男先生は、文芸の「絶対」を生涯かけて求め続けた。私はとても先生のようにはいかないが、俳諧の真実を大事にして一筋の「風雅の誠」の道を歩み続けたいと思う。老いの身にとって、まことに心許ない歩みではなるが、俳句の新しみを探り、文芸の世界の無限の天空を見つめてゆきたい。
 
「あとがき」より。
 
 
 
 
 
 
 
閉会のご挨拶をされる角谷昌子氏。
 
鍵和田主宰の言葉に、「誰もが檜になる必要はない、大きな木でなくてあすなろでかまわない。それぞれ個性を伸ばして欲しい。」そのように私たちは指導を受けました。多様性を大事に、「未来図」を主宰とともに歩いてきた私たちはのびのびと俳句に接してまいりました。皆さまには、どうぞこれからも「未来図」を見守っていただき、鍵和田主宰の健康をお祈りしていただきたいと思います。
 
 
 
鍵和田?子主宰をはじめ「未来図」の皆さま、
今日はお目にかかれず残念でございました。
お元気な姿にお目にかかれる日が一刻もはやく来ますよう、ご快癒をお祈り申し上げております。
今日は楽しいひとときをありがとうございました。
 
 
 
 
 
ふらんす堂では、目下「鍵和田?子俳句集成」をおすすめしている。
第10句集が上梓されたので、これから本腰をいれて取り組んでいきたいとおもっている。
 
 
 
 
 
(ふらんす堂「
編集日記」2019/10/6より抜粋/Yamaoka Kimiko)