「ひろそ火」10周年11周年記念会2022.5.20
群馬県伊香保を拠点に俳句活動をされている木暮陶句郎氏の主宰の俳誌「ひろそ火」が、今年で11周年を迎えられた。
昨年の「10周年を祝う会」がコロナの状況によって開催できなかったので、今回「10周年、11周年を祝う会」として、本日群馬県高崎市にある「ホテルメトロポリタン髙﨑」にて開催された。
青のジャケットをスマートに着こなした木暮陶句郎氏。
やっとやっと、この日が来ました九周年の祝賀会の2年前の2月25日の火曜日です。(ひろそ火の会は祝賀会は必ず火曜日なんです、火曜日は開けておいてくださいね)とにかく本当にここまで来たんですが、さまざまな出来事がありました。まずはコロナです。そして世界情勢を見ますと戦争が始まりました。そんな中でいつどうなるかわからない不安で、なかなか未来を予測するのが不可能な世界になって来ました。そんな時代に今我々が何をやるべきか。それは自分が好きなことを一生懸命やることが大事なんだと思います。いちばん好きなことは、みなさんなんですか??俳句ですよね!とにかく俳句を一生懸命やりましょう。楽しんでやりましょう。毎日毎日俳句をやりましょう。俳句とは何か。それは季節をうたう詩です。季語をうたう詩です。それを胸に秘めて、周りを見渡してください。昨日、5月16日は七二侯の「竹笋生(たけのこしょうず)」。たけのこがエネルギーを持ってどんどん生えてくる、そういう時期です。この時期にこの祝賀会ができたと言うことはとても嬉しいことです。もちろん、もう若竹になったり青竹になってる方もいらっしゃいます。でもこれから一生懸命俳句を作ろうとしている方、みなさん、たけのこのように伸びて素晴らしい俳句を作っていただきたいと思います。最後に私の句を一句紹介して挨拶を終わらせていただきたいと思います。たけのこ上手、ということで、我々「ひろそ火」会員はみんなたけのこのようなものなんじゃないかな、とおもいます。たけのこのように伸びていきましょう。たけのこのようにどんどん世に出ていきましょう!筍の中に句心満たす部屋その句心が大きく伸びて、若竹になり、青竹になり、その青竹が風にそよいでキラキラ輝く、そんな俳句を皆さん目指していただきたいと思います。どうもありがとうございました!
(ふらんす堂「編集日記」2022/5/17より抜粋/Yamaoka Kimiko)